きれいなイギリス英語を話したい!とブリティッシュアクセントを勉強しようとしている方へ。同じ思いでイギリス発音を学習してきた私が、効果的な学習ステップ、今まで効果があった練習方法や、使った教材&スクールを無料~有料までご紹介します!発音を学べば、自分の英語がグッと伝わりやすくなり、リスニングも劇的に向上します!気に入った方法があれば、ぜひ取り入れてみて下さい!(ちなみに、アメリカ英語派の方にも参考になりますよ)
結構な長さの記事になってしまいましたが、役立つ情報を詰め込んだので、最後まで読んで頂けると嬉しいです!もちろん、目次から読みたいとこまで飛ばして頂いてもOKです!
効果的な学習の順序
後で少し触れますが、ロンドンの発音矯正スクール「Pronunciation Studio」で習ったやり方で、
私自身、効果を感じている学習の順序がこれです!
2.ストレス・イントネーションのパターンを学ぶ
3.ひたすらシャドーイングで口を動かす
シャドーイングは英語の学習方法として、とても有名ですよね。
でも、いきなりネイティブのを聞いてそれをマネしても、
中々効果が得られなかったり、間違った癖がついてしまったりすることもします。
なぜでしょう??
それは、基本が出来ていないからです。
”Rを発音するときは舌先を口の中のどこにも付けてはいけない”
といった正しい音の出し方を知らなかったり、
知っていても口周りの筋肉がうまく動かず、ちゃんと発音できないこともあります。
一つ一つの音が正しく発音出来ないのに、単語、文章を正しく発音出来るわけが無いですよね。
その状態で無理にネイティブの早い英語を真似しようとしても、
早口でゴニョゴニョ言ってるけど何も伝わらない、そんな状態になってしまいます。
それに、正しいアクセントの位置や、イントネーションを知らないと、
なかなかお手本音声の再現はうまくいきませんし、メチャクチャ読むのが難しいんです。
例えば、「set up」といった熟語ではストレスは前置詞に置かれる、
といったことを知っていると、グッと読みやすくなります。
なので、遠回りなようで、基礎からじっくり取り組むことが
重要かつ近道になります!
1.基本的な発音をたたき込む
面倒くさいですよね、、分かります!!良く分かります!!
ですが、ブリティッシュアクセントで話したいなら、
一つ一つの発音記号に対してしっかり取り組むことがとても大切です!
特に母音(短母音&長母音)、Rの発音はアメリカ英語との明確な差を生み出しますので
じっくり取り組む価値あり!ですよ。
イギリス英語に特徴的な以下のような発音記号をマスターできると
一気にブリティッシュ感が出てきますよ!!
ɑː ask [ɑːsk], after [ˈɑːf.tər]
ɒ pot [pɒt], what [wɒt]
eə chair [tʃeər], air [eər]
əʊ go [ɡəʊ], cold [kəʊld]
Pick up:オススメ発音教材
イギリス英語に特化して発音を学べるのでオススメです!
この本を使って何週も発音練習を繰り返せば、自然に発音が変わってきますよ!
2.ストレス・イントネーションのパターンを学ぶ
個々の音、単語での発音がある程度出来るようになってきたら次のステップ!
ストレス&イントネーションです。
知っている方も多いと思いますが、英語では重要な言葉に
イントネーションの核やストレスが置かれます。
日本語はフラットな欧米人からするとロボットの話し方のような印象の言語です。
なので、英語のストレス&イントネーションを知らないと、
相手からすると何が言いたいことなのか分かりにくい話し方になってしまい、
逆に自分も相手の話のどこが重要なのか分からないため、
ネイティブの英語が聞き取りにくくなってしまいます。
ストレスとイントネーションの違い、分かりますか?
ストレス:
音の大きさ、高さ、長さ
イントネーション:
メロディー(音程の下降、上昇、下降ー上昇)
です!
英語はストレス、イントネーションが意味を運ぶ上で重要な言語ですが、
アメリカ英語、イギリス英語それぞれに特徴的な
ストレス、イントネーションパターンが存在します。
これを身に付けることで、また一つ、ブリティッシュ感が得られます!
そして、このストレス・イントネーションを学ぶと、
自分が話すとき、グッ!と話しやすくなり、リスニング力もグッ!と上がります!
Pick up:オススメ発音教材
この本はイギリス英語のイントネーション(&ストレス)に特化した本です!
イントネーションの基本からじっくり学べて、
次のステップのシャドーイングにも使える音源もたくさん収録されてます!
別記事で解説もしているので良ければ読んでみて下さい!
日本で英語、特に発音を勉強するとどうしてもアメリカ英語の教材や発音スクールが目立ちますよね。でも、私はイギリス英語の響きが好きで、最近ブリティッシュアクセントを勉強しています。そんな中出会った本「もっとイギリス英語でしゃべりたい!UKイント[…]
3.ひたすらシャドーイングで口を動かす
さて、基本を学んだらあとは実践です。
残念ながら、発音やストレス&イントネーションを勉強しただけでは、まだまだです。
次の段階はたくさんの生の英語に触れて、自分のものにしていく練習が必要です。
その練習方法がシャドーイングです!
シャドーイングは簡単に言うと、
英語の音声を聞いて、聞こえた音声を出来る限り再現しながら、
お手本の音声のすぐ後について英語を読み上げていく練習です。
有名なのでググると出てくるので詳しく知りたいかたは、調べてみて下さい。
ちなみに、カラオケなら私は90年台の懐メロが好きです!
この練習によって、これまで練習してきた個々の発音と、
ストレス、イントネーションを実際の英語を通して深く身に付けられます。
一番の効果は、口の筋肉が英語を話すために鍛えられていくところです。
何度も同じ音源で繰り返すうちに、口がスムーズに動くようになっていきます。
これを色々な音源で繰り返すことで、自分が滑らかに話すことが出来るフレーズを
増やしていくんです!
自分が口に出して言えるフレーズは聞き取れるようになるので、
リスニング力も、相当鍛えられますよ!!
Pick up:オススメ発音教材
BBC learning Englsh
BBCがやっている英語学習者向けのWEBサイトです。
6分間で色々なネタを勉強できる「6 Minute English」や
仕事で使える英語を学ぶ「English at work」はオススメです。
ただ、どちらもシャドーイング素材としては長めなので、フレーズを切り取って練習するか、
サイト内の短時間(1~2分くらい)の動画で練習をすると良いと思います。
YouTube
色々とオススメ動画がありますが、個人的にイチオシなのがPeppa Pigです!
イギリスの大人気子供向けアニメなんですが、綺麗なイギリス英語のナレーションなので、
それをマネするだけでとても効果的な学習が出来ます。
私は音源をいくつか持ち歩いていて、暇なときにシャドーイングしています。
イギリス人の知り合いにPeppaを使って勉強していることを話したら、
「良いチョイスだね!正しい英語が身に付くよ。メチャクチャお勧め!!」
って言ってました!!
独学も良いが、少しでもスクールを活用すると効率的
では、勉強するにあたって独学でいけるのか、先生に習った方がいいのか?
という部分は気になる所ですよね。
スクールはお金もかかるし。。。実際効果もあるか分からないよね。
と私も思っていました。
私は発音系のスクールは複数利用していて、独学期間も何年も経験があります。
それを踏まえて、コメントするならば、
「必須ではないですが、効率とクオリティを求めるなら、スクールは活用した方が良い」
と思います。
理由は主にこの二つです。
・モチベーションを継続できる
自分のダメなところを指摘してもらえる
やはり、スクールのメリットは何と言ってもこれです。
結局、耳がよほど良くないと、聞いた音を完璧に再現出来るようになるのは相当難しいです。
私も独学で結構自信があった発音ですら、始めて発音矯正を受けたときに
全然ダメでした。。。
Work と Walk が同じに聞こえるよ!って指摘されたときはガッカリしましたね。
自分ではしっかり発音分けしているつもりだったのに。。。
ちゃんと正しく発音できているか、やはりネイティブにチェックしてもらうのが重要です。
特に勉強を始めた頃に正しく発音を身に付けておけば、
その後のシャドーイングなどの効果が倍増しますので、
始めの数か月だけ集中してみっちりやる、という形でスクールを活用しても良いと思います。
費用的な面でも負担が少ないですし。
逆に初めに自己流で変な癖をつけてしまうと、後から矯正するのが大変になります。
私はSとRの発音をはじめ誤解して覚えていて、
スクールで指摘されて初めて間違っていることに気が付きました。
また、一歩踏みこんだアドバイスをくれることもあります。
例えば、Paperという単語、発音記号では /ˈpeɪ.pər/ですが、
この頭のPと真ん中のP、発音の仕方が違うんです。
頭のPはAspirationといって空気を沢山混ぜて、ささやくような声から発音を始めます。
一方、真ん中のPは普通に発音します。
これもスクールで指摘されて初めて意識するようになりました。
もちろんこういった細部まで解説している書籍はありますが
直接習うことで印象にも残り、正しく身に付けることが出来ます!
モチベーションを継続できる
誰もが経験あると思いますが、始めはやる気満々でも
1週間、1ヵ月と時間が経つにつれて、ついついサボってしまいがちになります。
そんなとき、毎週決まった時間にレッスンがあると、
やる気を継続する強力なサポートになります。
特に、宿題を大量に出してくれるようなスクールなら、必死に勉強も出来ますね!
私が使ってきたスクールは宿題がハードなとこが多かったです。。。
でも、その分学習を継続する助けになりました!!
あとで参考までにいくつか紹介しますね!
オススメのイギリス英語教材&スクール
イギリス英語発音教材
ファンダメンタル音声学 (Fundamentals of English Phonetics)
こちらの本は、今井邦彦先生というイギリス発音の大御所の書かれた本です。
日本人でありながら、美しいイギリス発音を身に付け、発音教育に携わっている方です。
本に付属の音源もご本人自ら収録しているという凄さ!
「日本人でもここまで達することが出来る」ということを身をもって示すために、そうしたのだとか。
すごい。。。
この本は、ちょっと触れたPの発音の細かい違いなど、
本当に詳細に個々の発音記号について解説がされています。
良い発音の例、ダメな発音の例も細かく音源付きで載っていて、
独学には必須の本になります!
イントネーションについても学べますよ!
ファンダメンタル音声学に比べるとライトユーザー向けですが、
先に紹介した以下の2冊もオススメです!
この2冊で最低限はカバーできることは間違いなしです。
イギリス英語でしゃべりたい! UK発音パーフェクトガイド
もっとイギリス英語でしゃべりたい! UKイントネーション・パーフェクトガイド
イギリス発音スクール
その1: Pronunciation Studio
こちらは今まさに私が使っている発音専門スクールです!
ロンドンの発音スクールで、当然講師はイギリス人、
オリジナルの発音教材&イントネーション教材を使ってレッスンを受けます。
通いも可能ですが、日本からなので私はオンラインで受講中です。
オススメできるPOINTですが、
・本場イギリスの最新の発音を学べる
といったところです!
ただ、全ての説明は当然英語、教材も全部英語、日本語サポートなし。
講師は容赦ないネイティブ英語、ということで結構ハードルは高めです。
でも本当にレッスンの質は高いので、ある程度リスニングには自信ありまっせ!
という方には自信をもってオススメできます。
料金は時間制で以下の通り。
1 Hour – £89
4 Hours – £299
8 Hours – £549
8時間コースで7万4000円とお高めです。(執筆時)
気軽に払える金額ではありませんが、本当に効果は抜群!
もう無くなってしまったようなのですが、私は15時間のコースを選びました。
基本的に時間単位での受講で、他の英会話のように月額制ではないので、短期集中!
って感じですね。とにかく、お高いのが難点です。。。
公式サイト
その2: ネイティブキャンプ
イギリス発音に特化したスクールや、コースがある英会話学校は日本では少ないのですが、
こちらのオンライン英会話「ネイティブキャンプ」は数少ない中の一つです。
↓ちゃんとイギリス英語発音コースが!!
では、イギリス英語対応スクールの中でも
特に何が理由でおススメ出来るのかというと、
・思い立ったら即レッスン。予約不要
・アプリで気軽に勉強できる
といった特徴がユーザー目線でとても素晴らしいからです。
結構大変ですけど、レッスンあたりの料金はやり込めば50円とかも夢ではありません!
この値段でイギリス発音矯正が受けられるのは正直破格中の破格です!!!
イギリス人講師も20人以上在籍しています!
イギリス英語発音をまずは初めてみたい!という方や
リーズブルに始めたい方はこちらの方がオススメ。
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しかも家族が会員の場合、月額1,980円でレッスン受け放題です!
しかもオンライン英会話では当たり前の無料体験レッスンに加えて、
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まとめ
最後まで読んで頂いて有難うございました!
少しでもお役に立つ情報を提供できていれば嬉しい限りです!
私もまだまだ勉強中ですが、一緒にイギリス英語マスターを目指しましょう!
イギリス英語に限らず、発音関連の記事は他にもあるので、
ぜひ読んでみて下さい!
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