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イギリス英語 発音学習:もっとイギリス英語でしゃべりたい!(書籍レビュー)

日本で英語、特に発音を勉強するとどうしてもアメリカ英語の教材や発音スクールが目立ちますよね。でも、私はイギリス英語の響きが好きで、最近ブリティッシュアクセントを勉強しています。そんな中出会った本「もっとイギリス英語でしゃべりたい!UKイントネーション・パーフェクトガイド」が為になったのでご紹介します。私も現在進行形でこの本でトレーニングしています。

 

「もっとイギリス英語でしゃべりたい!」の特徴

小川直樹さんの「イギリス英語でしゃべりたい!UK発音パーフェクトガイド」の続編にあたる、UKイントネーションの学習本になります。

もっとイギリス英語でしゃべりたい!」では、一つ一つの発音については触れておらず、あくまでもUK英語のイントネーションに特化していますので、UK発音を基礎から学びたい、という方は先に「UK発音パーフェクトガイド」の方から取り組むことをオススメします。

どの発音・イントネーションの参考書やスクールのカリキュラムもそうであるように、イントネーションは応用編で、まずは個々の発音を身に付けることが重要です!

 

さて、メインの「UKイントネーション・パーフェクトガイド」の方ですが、全3部構成になっています。

Part.1 基礎編、Part.2 実例集1(会話編)、Part.2 実例集(長文編)です。

 

Part.1では、UKイントネーションの特徴をアメリカ英語との比較や、イントネーションパターンの解説を通じて学べます。

もし、音調句(イントネーション句)やトーンの核、といった概念に馴染みのない方は、非常に参考になると思います。

なんとなく、疑問文は語尾を上げるんだっけ?、といったレベルでイントネーションを捉えている人には、目からウロコですよ!

 

Part.2では会話とアナウンスの実例集を通じて、イントネーションパターンを反復練習し、身に付けていきます。

例文は「男女2人の会話」「飛行機の機内アナウンス」「天気予報のニュース」、「交通情報」など、TOEICで良く取り扱われる題材を含んでいるので、TOEICのリスニングでイギリス英語が苦手で。。。という場合も良い練習になりますね!

バリエーションは豊富ですし、これを完璧に再現出来るようになれば、確実にイントネーションマスターへの階段を1つ登れるでしょう!

「もっとイギリス英語でしゃべりたい!」ここが素晴らしい!

基礎から学べる

シャドーイングなどのトレーニングで、いきなり英語のナレーションを真似をする勉強方法もありますが、理論を知っているのと知らないのでは、やはり効率が違います。

また、知らないこと・意識していない事には人間はなかなか注意がいかないため、自分ではできていると思っても、じつは出来ていないことや、ナレーションと自分の英語に違いがあるのは分かるけれど、何が違うのか分からないことも多いです。

この本では、基礎から入ることで、注意すべき点がクリアになったうえで、ナレーションのマネが出来るので、効率的に学習することが出来ます!

ナレーションの視覚化

イントネーションやストレス(強弱)の付け方が視覚化されていて、

ナレーションを聞いてそれをマネ(シャドーイングや暗唱)する際にとても参考になります。

文字の大きさで強弱を、矢印でイントネーションを表してくれています。

 

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私は耳がそこまで良くないので、パッとナレーションを聞いて、イントネーションパターンを言い当てるのが苦手です。

でも、このように視覚化してもらえると、「ああ、今のがこのパターンなんだ!」とスッと理解できますよね!

どういった単語が弱く読まれるのか、も感覚的につかめます。

 

また、この本をやり切ってしまった後でも、教材でイントネーションを視覚化する際や、

自分が英語でプレゼンするときなど、この方法でスクリプトに手を加えることで

この本の知識をずっと有効活用できます!

 

私は実際に英語のプレをするときなど、このやり方を参考に、

自分の英文に、区切り、ストレスの位置、イントネーション、発音記号を

書き込んでそれを使って練習してから本番に挑んでいます。

 

完全に身についてしまえばこんな手間必要無いでしょうけど。。。

 

まとめ

この本は「イギリス英語らしい」イントネーションを学ぶにはとてもオススメの本です!

この本で勉強してからBBCのニュースなどを聞くと、ああ、このイントネーションか!

と気付けるようになりますよ!

 

ちなみに、私も自分の発音を出来るだけブリティッシュアクセントに近づけようと、

この本のナレーションパートを毎週1つ選んで、徹底的にマネする練習をしています。

シャドーイングして、スラスラ読めるようになったら、録音して自分の英語を聞いてみる。

そして、ダメなところを修正する、この繰り返しです。

地味ですが、イントネーションはもちろん、発音の強化にもつながっています。

ぜひ試してみて下さい!

 

 

 

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