英語の教材を使ってシャドーイングやリピーティングをしたり、
発音練習しているのになかなかネイティブのような発音にならない、
何かが違うんだよなぁ・・・、そんなお悩みがある方は
側面解放「lateral release」
を意識してみると良いかもしれません!
「え、なにその必殺技みたいなやつ、聞いたこと無いよ!」という方もご安心ください(笑)
この記事では、側面解放(lateral release)について詳しく解説します!
・側面解放(lateral release)について知りたい人
側面解放(lateral release)とは
TとL、DとLが続いて現れた時に出てくる発音の仕方で、
例えば、little、settle、bottle、middle、bundleのような単語が当てはまります。
スペルだとtle、dleで終わる単語が代表的なものになります。
発音の特徴は名前の通り、
舌の側面(lateral)から空気を放出(release)
することにあります。
余談ですがアメリカンアクセントやオーストラリアンアクセントでは
tとlが連なっているとき、tをrやdのように発音する傾向にありますが、
ブリティッシュアクセントではしっかりTと発音するので、違いが出てきますね。
では、側面解放とはどういうことなのか、図を使ってご説明します。
私の手書きなので汚いです・・・。
左が口を開けたところを正面から見た図、右が横から見た図だと思ってください。
オレンジ色の物体は舌です!
これがニュートラルな状態になります。
続いてこちらはtを発音するときの舌の位置です。
tを発音するときはこんな感じで下を持ち上げて、
舌先を上の歯の裏に付けて舌の横も歯について
空気をせき止めた状態になっていると思います。
図の中の水色は空気だと思ってください。
ここで、通常tを発音するときは、
下の図のように空気を前に放出して音を出すと思います。
ですが、側面解放では空気はこのように、
舌の側面から空気を放出します。
コツは舌の先以外は下げるように動かすことで
空気を下の脇から逃がす感じで、舌先は上の歯の裏に付けたままの状態にしておきます。
そしてそのまま、lの音、またはdの音を発音します。
音の感じはこちらの動画のブリティッシュアクセントの感じが分かりやすいと思います。
ちなみに、この側面解放については
発音学習の名著である「ファンダメンタル音声学」でも触れられています。
この本は、側面解放以外の細かな発音のポイントを丁寧に解説されていて
一通りこなせば確実に発音のレベルが上がるので、参考にしてみて下さい!
Amazonで★4.3、楽天で★4の高評価書籍です。
また、この本のレビュー記事もありますので、発音を向上させたい方はぜひ読んで見て下さい!
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まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございます!
今回の記事ではちょっとマニアックな発音のコツ「側面解放」をご紹介しました!
ぜひ、「ファンダメンタル音声学」なんかもご参考にして頂き、
マスターしてみてください!
また、発音をしっかり習って矯正したい方は、
発音矯正に特化した英会話スクールの活用がオススメです!
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