英語のプレゼンやスピーチの参考に、日本人が英語で話している動画を探しているあなたへ。
TED Talksから日本人プレゼンターの動画をご紹介します。
英語に関する気付きはもちろん、それぞれの分野に関する学びあり、英語でのスピーチに欠かせないユーモアあり.
どの動画もとても勉強になりますよ!ぜひ、参考にしてみて下さい!
オススメするTEDの日本人による英語スピーチ 1
Can a robot can pass a university entrance exam?/NORIKO ARAI (新井 紀子)
日本の数学者で、国立情報学研究所社会共有知研究センター長でもある新井 紀子さんのスピーチです。
内容は「東大の入学試験を突破できるAI・ロボットを開発する」というプロジェクトの紹介からはじまります。
プレゼンの中で新井さんは、AIは文章をスキャンして言葉をサーチしたりすることは出来るけれど、
まだ意味を理解することは出来ない、といった話をされていたのが印象的でした。
今はやりのAIについてもちょっと勉強できるオススメトークです。
ちなみにロボットの名前は「東ロボ」くん、というらしいです(笑)
なお、最近ではAIに仕事が奪われるといった話が話題になる事が多いですが、
トークの最後にはAIと人間の共存時代に突入するにあたり、
子どもへの教育も知識の詰め込み式ではなく理解することが重要なんだ、と言われています。
記憶するだけなら、到底AIに勝てっこないですから、記憶した知識だけに依存するような仕事は
遅かれ早かれAIに代替されてしまいますよね。
ちなみに、新井さんは本TED Talkの内容に関する本を含め多くの本も執筆されています。
こちらの本は、より深く東ロボくんプロジェクトについて知ることができます。
こちらは、今後読解力の無い人間はAIに仕事を奪われる、という酷な内容です。
私も自身の勉強やスキル習得も、子どもへの教育も、色々考えて行かないと。。。
オススメするTEDの日本人による英語スピーチ 2
How new technology helps blind people explore the world/浅川 智恵子
日本IBM東京基礎研究所で視覚障がい者支援の技術研究をされているIT技術者で、
2009年からIBMの最高技術職であるIBMフェローとして働いており、2013年に 紫綬褒章受章された凄い方です。
スピーチ中に14歳のとき事故で視力を失ったと言われていましたが、
その後、こうして世に認められる技術者になり、視覚障がい者支援の研究をされている生き様を本当に尊敬します。
少し古い動画ではありますが、テクノロジーがどのように障がい者の助けになっているのか学べるオススメ動画です。
今でいう、補聴器くらいの感覚で視覚を補えるようになれば、点字ブロックなんて要らなくなるかも知れませんね。
今後はきっと、脳に電極差し込んで目を通さずに物を見るといったアニメのような時代も来るんでしょうか。
オススメするTEDの日本人による英語スピーチ 3
Emergency shelters made from paper/SHIGERU BAN(坂 茂)
国内外の建築関連の賞を数々受賞されている建築家の伴茂さんのスピーチです。
紙のパイプを使って災害時に被災者のためのシェルターを作る活動を長年続けられている方で、
スピーチ内では「金持ちのためではなく社会のために仕事をしたい」と語られています。その哲学がとても素晴らしいです。
内容自体は当然素晴らしいのですが、私にとってこのトークで一番印象に残ったのはユーモアです。
スピーチ中に何度も会場のオーディエンスが笑っていたのにお気づきになったでしょうか?
伴さんの前に紹介したお二人もそうでしたが、みなさん巧みに笑いを取り入れていますよね。
英語のスピーチではユーモアはとても重要とされていますが、
笑いは文化に密接に関わる部分で、なかなか取り入れるのは大変です。
私もこのプレゼンから少しでもヒントを得ようと、何度か見返しましたがやはり難しいですね。。。
まとめ
いかがでしたか?
普段、リスニングのトレーニングに使うことも多いTED Talkですが同じ日本人のスピーチを見てみると、
自分が英語でプレゼンするような場面に活かせることが見付かったのではないでしょうか?
ご紹介した内容が少しでもご参考になれば嬉しいです。
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