英語学習の効果的なやり方

効率的・効果的な英語学習法

英語学習の効果的なやり方
英語学習の効果的なやり方

今回は効率的かつ効果的な英語の学習方法について解説します。先日書いた以下の記事の内容をもう少し掘り下げた内容になっていますので、もし、そちらをまだ読まれていなければ、ぜひ先に目を通して頂けると良いかと思います。

英語学習の目的に関する記事

前回の記事で言いたかったことは、「目的に合った勉強をしないと効果があまりない」 ということだったわけですが、では具体的に何をすればいいのか?それをこの記事でご説明しようと思います 。

戦略的な英語学習方法

英語学習の流れにおいて効率的・効果的な方法を考えると、やるべきことは以下の5つのSTEPに分けられます。

Step1.自分が英語でやりたいことを整理する
Step2.やりたいことと自分の英語力の差を理解する
Step3.その差を埋める方法を知る
Step4.努力!
Step5.効果の検証(そして定期的にStep1に戻る)

順を追って各Stepをみていきましょう。

Step1.自分が英語でやりたいことを整理する

あなたが英語でやりたいことはなんでしょうか?「海外旅行に行くために英語を身に付けたい」でしょうか?それとも「外資系企業で働くために面接をパスできる会話力を身に付けたい」でしょうか?

まず何をやりたいのか、何が出来るようになりたいのか、整理してみましょう。漠然と英語が出来るようになりたい、ペラペラしゃべれるようになりたい、というレベルではなく具体的な目的/目標に落とし込むことがポイントです。

Step2.やりたいことと自分の英語力の差を理解する

さて、やりたいことが整理されたところで次にすべきことは、「何を学ぶ必要があるのか」を知ることです。自分の目標ややりたいことに対して、今のままでは手が届かないから英語を勉強したい、と思っているはずですが、では具体的に今何が出来て、何が出来ないのか?パッと答えられますか?

海外旅行の例でいうと、ホテルでの会話は自信あるけど、美術館のチケットブースでの会話は自信ないなぁ、とか、英語でタクシー運転手に行先を言えるか心配だなぁ、とか、考えてみると出来ること・出来ないこと、自信があること・自信がないこと、が見えてくると思います。

このStepではその、出来ない/自信がないこと、をはっきりさせましょう。

もし、考えても分からないようであれば、テストを受けてみたり、やりたいと思っていることを模擬体験してみるのがおススメです。TOEICで高得点を取りたい、という目標であれば、参考書で勉強する前に、まず過去問や予想問題集をやってみる。そうすることで、「自分はPart3が苦手なんだなぁ」「リーディングよりリスニングの方が苦手だったのか」といったことが見えてきます。

また、英語で採用面接を通りたいのであれば、スマホのカメラの前で志望動機や自分のやってきた仕事を語ってみましょう。きっと上手くいかない部分が見えてくるはずです。

Step3.その差を埋める方法を知る

これまでのStepで目標と、そこに到達するために足りない部分が見えてきました。では、足りない部分をどうやって埋めていけばいいのでしょうか?それを考え、決めるのがこのStepです。

ただ、Step1と2をしっかり出来ていれば、実は深く考えずともすでにやることは絞り込まれているはずです。自分の目的や状況に合致する教材、本、勉強法を試してみましょう。

なお、発散してしまうのでここでは触れませんが、私がこれまでに試してきた本、勉強方法等については、そのうち別の記事で色々とご紹介しようと思います。

Step4.努力

実際に学ぶStepです。まずは、やると決めたことをやり抜きましょう。言うのは簡単ですが、最もシンプルかつ最も難しいStepかもしれません。

私は究極の三日坊主体質なので、今まで何度となく目標を定めてはやめることを繰り返してきました。そんな中で工夫して、勉強を継続するのに効果があった方法がいくつかあるので、それもまたの機会にご紹介しようかなと思います。

Step5.効果の検証

そして、非常に重要なのが一定期間の努力のあとは、必ず振り返り(効果検証)をすることです。ただ、黙々と努力し続けたとして、本当に進むべき方向に進めていなかったら悲劇ですよね。いくら始めに定めた方向性があっていても、都度本当にその方向に向かえているのかは確認していく必要があります。

また、うまくいっていれば効果が確認できるのでモチベーション維持にも効果的です。もし、この段階で自分の目標が変わっていれば、Step1に立ち返って修正すればよいでしょうし、方法がまずいのであればStep3に戻りましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?これは英語学習以外、例えば仕事なんかではよく取り入れている問題解決方法だと思うのですが、自分が何をすべきなのかをまずは考えるのが目標達成の近道です。

英語学習になると、深く考えることなく、流行りの単語帳や文法書から勉強を始める方が多いと思いますが、このような方法では目標達成は難しいですよね。ご紹介した方法、非常に有効なのでぜひ試してみて下さい。