英語を勉強するなかで
「話すために英文を考える時間がかかってしまう」
「英語でメールを書くのに時間がかかる」
「いつも話すとき途切れ途切れになってしまう」
「瞬発力が無くて会話のテンポが悪くなってしまう」
といった悩みを抱えていないでしょうか。
今回の記事では、このように「英語の文章が素早く作れない」という悩みを
解決する方法や、オススメ教材についてご紹介していきます!
私はアメリカ等の海外勤務経験があり、
何年も英語でのコミュニケーションに苦労して勉強してきました。
今では英語で日本語同様に仕事ができるようになりましたので
その経験を踏まえて解説していきます!
ちなみに、今回の記事はK/Hシステムという英語同時通訳者用の
トレーニング方法、英語教育の専門家Julian Northbrook氏から
習ったことを中心に構成しています!
素早く英語の文を作る練習
では、まずは英文を素早く作るための練習方法をご紹介します。
これはスピーキング、ライティングに関わらず力が付くので
悩みが、上手くしゃべれない、メールや文書作成に時間がかかる、
といったどちらの悩みにも対応することが出来ます!
STEP1:身に付けたいジャンルを決める
英語でスラスラ文章を作れるようになるといっても、
いきなり全てのことについて英語でスラスラ文章を
組み立てられるようにはなりません。
これは日本語のケースで考えてみると納得できると思うのですが
「日本の裁判制度について3分話してください」
といきなり言われても、普通の人は3分でビシッと話すことは難しいですよね。
英語でも同じで、単語や文法を勉強したところで、
自分が慣れていないジャンルについては文章をパッと作ることは出来ません。
まずは自分が身に付けたいトピックスを決めてみましょう。
トピックスは自分が英語を使う場面に関連するものが最も効果的です。
効果を実感しやすいですしね。
例えば、学校の授業、仕事上の会議で使う内容などが良いと思います。
もし、日常的に英語を使う場面が無い方であれば
例えば、オンライン英会話をやっているなら
次のレッスンで「日本の文化」について話すと決めて、
トライしてみると良いと思います。
STEP2:関連する英単語、英語表現を調べてストックする
次は、関連する英単語や英語表現を調べてストックします。
これがかなり重要なステップになります。
先ほどの日本文化の例でご説明すると、
次のレッスンで日本の行事について話すことにした場合、
This interesting tradition has been practiced for about 1,000 years:
この面白い習わしは約1,000年行われている
といった感じで使う表現などを調べて文章をストックしておきます。
ただ、闇雲に単語や表現を調べてためていくとキリがないので、
まずは次にそのトピックスで話す内容を決めて、
そこで使う表現などを調べてストックしておくと良いでしょう。
そこで話す内容を考えて、使う表現などを調べて
自分の単語帳を作ってストックしています!
ちなみに、ストックする時に合わせて発音記号をチェックして、
発音とアクセント位置も覚えておくとコミュニケーション力が
より高まりよ!
また、ライティングだけでなく会話力向上を意識している場合は
ストックした表現はスラスラと読めるように練習すると、
次以降のステップで役立ちますのでオススメします。
STEP3:お題を決めて文章を作る&ブラッシュアップ
ここからはスピーキング寄りの練習になりますが、
メールで文書を書くときなどの速さ向上にも繋がりますので
ぜひご参考にしてみて下さい!
このステップでは英文を作成、ブラッシュアップする練習を通じて
スラスラと文章を作成し、話したり書いたりする能力を磨きます。
ここでは、これまでのステップでストックした表現を使って、
会議の内容、友人との会話、何かの手続き、英会話レッスンなど
次に英語を使う場面を想定して話す練習をしてみます。
まず、長さ3分間でスマホなどで録音しながら、
自分が決めた内容で英語を話してみましょう。
続いて、それを聞き直してみて下さい。
すると、ほとんど思ったように話せていないことがわかると思います。
自分の問題点を見つけたら、そこを改善してもう一度録音してみましょう。
再度録音を聞くと、1回目よりも上手くなっているハズです。
これを繰り返して、最終的に1分間で話せるようにブラッシュアップします。
そんなに縮められないと思うかもしれませんが、
やってみると分かるようにファーストトライの際は
ほとんど中身がない話をしているはずです。
考えている間沈黙していたり、
「あー」とか「えー」といったつなぎ言葉が多かったり、
全体的に話す速度が遅かったり、思っている以上に酷いハズです。
また、3分間話し続けられていたとしても、
ロジカルに話せていなかったり、同じことを繰り返し話していたり
改善点が沢山見つかると思います。
ちなみに、K/Hシステムの講師によるとファーストトライの場合は
TOEICスコア500~800くらいの人でもしっかり話すことは難しく、
TOEICスコア900くらいであっても日本語と同じように
ロジカルに話せる人はほとんどいないのだとか。
TOEIC(リスニング・リーディング)ってアウトプット力ではなく、
リスニングで相手の言っていることを理解できるか、
リーディングで文章から情報を読み取れるか、
語彙・文法力があるか、といったようにインプット力を試す試験なので
仕方がないんですけどね。
始めは全くできませんでした。
この練習を繰り返すと、徐々にですがそのトピックスについては
ファイ―ストトライでもある程度スラスラと話せるようになってきます。
こうなると、英語で文章を書くのもスピードや制度が上がりますし、
これを他のトピックスでも行うことで、
英語でスラスラと話せる内容が増えていきます!
また、一歩先の練習として質問が沢山乗ってる本を選び、
それに対する答えを録音し、確認して改善する練習をするのも効果的です!
オススメ教材
教材選びで重要なことは適切なレベルのものを使うことです。
インプット用は今のレベルより少し高めのものを、
アウトプット用は逆に少しレベルの低いものを使うと良いとされています。
TED
英語でのアウトプットのお手本と言えばTEDでしょう!
様々な分野の著名人のプレゼンを無料で見ることが出来るサービス。
英語の話の組み立て方の参考になるので、
表現、話し方など自分の話し方に取り入れられる点を見つけて
吸収していきましょう!
中には長い動画も沢山ありますが、
ここでは短めで内容が英語学習の参考になるもの2つをご紹介します。
Try something new for 30 days/ Matt Cutts
こちらの動画はとても有名で知っている人もいるかも知れません。
動画の長さは3分30秒程度、初心者にもオススメです。
今回のアウトプット練習方法、この動画の内容を参考に、
まず30日続けてみては如何でしょうか?
Keep your goals to yourself/ Derek Sivers
こちらの動画も3分15分程度の動画で、
内容も英語学習の目標を立ててやっていこうという人に
ピッタリのものになりますのでオススメです!
ウェブサービス・アプリ
ここではアウトプット力の向上に役立つ
ウェブサービスを2つ、アプリを1つご紹介します!
Youglish/Web
こちらは自分が使いたい単語や表現を検索すると、
YouTubeからそれを使っている動画を調べることが出来る
登録不要、無料で使えるWebサービスになります。
例えば「Hello」と調べると、
Helloと発言されている動画をYouTubeから抽出してきて、
該当する部分を再生することが出来ます。
これで自分が使いたい表現や単語がどんな文脈で使えるか、
発音はどんなか、色々な話者から学ぶことが出来ます。
こちらの記事で詳しく解説しているので、興味があればご覧ください!
リスニングや発音の弱点を自分一人でお金をかけずに、改善したいと思いませんか? そんなあなたには世界中の英語学習者も使っているYouGlishというWEBサービスがオススメです。 この記事では便利ツールYouGlishの使い方と、どう[…]
公式サイト:Youglish
Grammarly/Web
こちらは有料版と無料版があるサービスで、
メールや文書の文法的な間違いを指摘、
修正案を提示してくれる文法チェッカーになります。
AIによるチェックなのですが、
チェック結果を使いこなせる程度の知識は必要となるため、
完全初心者よりは中級者向けになります。
公式サイト:Grammarly
トーキングマラソン/アプリ
こちらは有料のみのサービスになり、
iOS、Androidの両方に対応したアプリになります。
アプリ内でロールプレイを行うことで、
様々なシーンでの会話表現を練習し、身に付けられます!
自分のパートはスマホのマイクに向かって制限時間内に発話し、
アプリが発音をチェックしてくれるというシステムなので
しっかりと通じる英語をリズム良く返す練習を一人で出来ます。
まだ人相手の会話は・・・という方にもオススメです!
使ってみてのレビュー記事もあるので、チェックしてみて下さい!
アルクのトーキングマラソンという英語学習アプリ、広告などで見かけることもあると思います。 英会話の相手を確保する必要なしで会話の練習が出来ちゃう点が評判のアプリではあるのですが、 「果たして自分に合ったサービ[…]
公式サイト:トーキングマラソン
2週間無料で使えるキャンペーンがあるので、
気になったら試してみることをオススメします!
まとめ
最後まで読んで頂きありがとうございました!
今回は英語のアウトプットの瞬発力向上について
練習方法をご紹介いたしました!
私は実際にご紹介した方法を使って英語力を鍛えて、
海外で英語を使って仕事が出来るようになりました。
ぜひ、試してみて下さい!