留学・海外経験なしで海外勤務を可能にした勉強法

私は日本生まれ日本育ち、留学経験もなければホームステイすらしたことが無い、

そんな状態で会社命令で海外勤務になってしまい、

アメリカ、欧州で数年間の転勤生活を送ってきました。

それまでは英語で仕事なんてほぼしたことがなく、

たまにある海外との会議では、分かったふりをして誤魔化して、

あとで必死に議事録を読み解いて理解していました。

しかし、一人で海外勤務となると、もはや誤魔化しはききません。。。

 

この記事では、そんな私が現地でいかにして英語力を鍛えて、

英語で仕事が出来るまで成長できたのか

スピーキング、リスニング、ライティング、リーディング、

それぞれについて効果があった勉強法、使ったサービスをご紹介いたします!

 

管理人
ちなみに私は、最終的にTOEIC900点以上、
英語で会議をして、報告書を作って、
出張先の方とディナーに行って、
といった感じで英語で仕事が出来るようになりましたので、
きっと有益な情報を共有できると思います!

 

これから海外生活の予定があるけど、英語に自信が無い人、

海外生活はしないけど英語力を上げたい人の参考になれば嬉しいです!

 

英語で話せるようになるためにやったこと

仕事で英語が話せるようになるために、本当に色々なことをしました。

オンライン英会話も色々と試しましたし、英語で独り言を言ってみたりもしました。

もちろんどれも効果はあったのだと思いますが、

それでも一番効果があったと言えるのは

「自分がしゃべる可能性のあるフレーズを英語にして覚える」

ということでした。

 

電話をかける前には、

「株式会社**の**です。」

「**の件で**さんとお話したいので取り次いで頂けますか?」

など、自分が話す内容を全てノートに英語で書き出して、

一つ一つの単語の発音をチェックして、

それをスラスラ話せるように練習してから電話をかけました。

 

他にも、会議の前であれば自分がプレゼンする内容を、

初めて人と会う前には、自己紹介を練習しましたし、

月曜日には土日の出来事をランチの時に同僚に話す内容を

作り込んでいました。

とにかく話す可能性がある事はなるべく事前に文を作って、

それを覚えてから臨むようにしていたんです。

 

これがメチャクチャ効果があって、

どんどん英語が話せるようになったんです。

「覚えた文章以外は話せないんじゃ意味ないでしょ」

と思われる方もいるかもしれませんが、

覚えたことすら話せない人が、

ペラペラとフリートーク出来るわけがありません。

まずは、定型文でもいいので言えることを増やすことが大切です。

そのうちに沢山の文章が自分の中にストックされて、

ペラペラと話すことが出来るようになってきます。

 

ご紹介した方法だと、覚える文章が自分が使う文章なので

メチャクチャ実践的な知識がストックされていきます。

1回目の電話で覚えたフレーズは、2回目、3回目も使えます。

プレゼンで使った表現は、ちょっと変えるだけで別のプレゼンで使えます。

 

自分の生活で話す必要があることをとにかく英語に変換して

それを覚えていけば、新しいことをする時以外は困る事がなくなっていきますし

新しい表現は必要な場面は英語力を上げるチャンス!

とにかく自分が話す内容を英語でストックしていきましょう。

 

そのうえで、まだまだ余力がある人や一気にレベルアップしたい方は、

使える表現を学べるサービスや例文集などを使って

ストックを増やしていくと良いでしょう。

以下私が使っていたサービスを2つご紹介します。

 

トーキングマラソン(アルク)

こちらは、アルクのアプリを使った英会話練習サービスです。

アプリ内でロールプレイを行いながら、出てくるフレーズを

覚えていくというコンセプトのサービスなのですが、非常にオススメです!

 

オンライン英会話だと、慣れないうちは緊張するし、

先生が話している時間が意外に長くて、

1レッスンやっても、思っているほど自分が話している時間って長くありません。

でも、トーキングマラソンだと自分が納得いくまで、

一人で会話の練習が出来るんです。

 

同じシーンの同じフレーズの会話練習も繰り返しできるので、

フレーズがどんどん身に付いていきます。

また、アプリが発音も評価してくれるので実際に通じる英語が身に付きます。

私が実際に使ってみた経験をもとにしたレビュー記事もありますので、

ご興味あれば公式サイトとあわせて読んでみて下さい!

 

公式サイトトーキングマラソン(アルク)

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イングリッシュクイックマスター(アルク)

イングリッシュクイックマスター(English Quick Master)は

同じくアルクのサービスになります。

こちらは実用的な表現が多数掲載されているテキストを使って、

とにかく例文を声に出して読みまくり、体に定着させるというもの。

 

アウトプットは専用のアプリを使い、トーキングマラソンと同じく、

発音、リズム、イントネーションといった自分では気付きにくいポイントも

しっかり練習することが出来ます。

こちらも私の体験に基づいたレビュー記事があるので、

ご興味ありましたら読んでみてください!

 

公式サイトイングリッシュ・クイックマスター 英会話 シリーズ

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英語の聞き取りができるようになるためにやったこと

次はリスニングです。自分が話せるようになっても、

相手が何を言っているのか分からなければ会話は成立しません。

こちらはどのようにして練習したかというと、

「ディクテーション」と「シャドーイング」です!

どちらも有名な英語学習方法なので、

ご存知の方も多いのかなと思いますが、本当に効果があります。

私は、イギリス人の英語教育専門家から教えてもらったのですが、

色々な英語教材や英語講師の方も紹介していますよね。

 

ディクテーションについて

ディクテーションは音声を聞いて、

それを文字に書き起こしていく練習方法です。

音源を流しながら、一言一句逃さずに聞き取って書いていくのですが、

一度では聞き取れなかった場所はひらすらリピートして、

なるべく聞き取れるまでトライします。

どうしても聞き取れなければ、スクリプトで答えをチェックするのですが

聞き取れない部分を集中して何度も聞いてその後に

「ああ、こう言ってたんだ!」

って自分の中でその音と単語やフレーズが結び付いたとき、

その音が聞き取れる音になるんです。

 

ご想像のとおり、メチャクチャ時間がかかる練習なのですが

地道な努力が大きな成果につながるので、

1日に10分でも続けてみることをオススメします!

 

シャドーイング

シャドーイングは音源を聴いて、

その音源のすぐあとに聞こえた音を再現するように

ワンテンポ遅れて音読していく練習方法です。

イメージとしては、

音源:That building is my・・・

自分:        That building is my・・・

という感じで単語一つ分くらい遅れて音源についていく感じです。

 

コツはとにかく聞こえてきた音を再現することで、

発音、リズム、イントネーション、間、全てをコピーします。

これによって、自分の英語発音能力が大きく向上します。

人は自分が発音出来る音でないと聞き取ることが出来ないと言われていて、

この練習で発音力を向上させることで、

リスニング能力が上がるというわけです!

 

ただ、シャドーイングについては

発音、リズム、イントネーションなどが

しっかりとマネ出来ていないと効果が思ったように出ませんし、

変な癖がついてしまう可能性もあります。

また、話者の変な癖がつかないように、適切な音源を選ぶことも重要です。

 

このため、始めのうちはシャドーイングに特化した添削サービスを

活用することも検討すると良いかと思います。

コスパ面から、個人的にはシャドテンというサービスがオススメです。

レビュー記事もありますので、ご興味あるかたはこちらもどうぞ。

 

公式サイト:シャドテン

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英語が書けるようになるためにやったこと

ライティングについては、私の場合、日々のメール作成と報告書の作成、

プレゼン資料作成の時に必要なスキルでした。

 

最低限の文法知識や単語はTOEICの勉強で身に付けていたものの、

こればかりは独学が難しかったので、

ライティングの添削をしてくれるオンライン英会話を使いながら、

英文の書き方を練習しました。

言い回しや、定冠詞・不定冠詞の使い分けなど、

自分だけでは完璧な文章を作るのは難しいですよね。

なので、ここは添削してもらうことをオススメします。

 

それ以外では、ネイティブの同僚のメールで使えそうなフレーズや

文章などをストックしておいて、自分が文書をつくるときに

コピペして使ったりしていました。

同僚が使う文書はその職場でも適したもののはずですからね。

管理人
一度、添削を受けた時に
同僚のメールをパクって文章を作成したら
先生から完璧だね!って褒められました。
そりゃそうですね(笑)

 

ライティングの添削は私はベストティーチャーという

スピーキング、リスニング、リーディング、ライティング4つ

全てをみてくれるオンライン英会話で見てもらっていました。

こちらもレビュー記事もありますので、合わせてご確認ください!

 

公式サイト:ベストティーチャー(Best Teacher)

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best teacher

 

英語が読めるようになるためにやったこと

リーディングについては、

ひたすら仕事に関係のある文書や本を読みました。

そうすることで、出てくる単語や表現を覚えながら

読むスピードを上げていく練習をしていきました。

 

もし、仕事で使う書類やメールが全く読めない、

または、学校で使う教科書などが読めないという場合は

まず、その原因が単語力なのか文法力なのか把握しましょう。

単語力であれば、地道に知らない単語の意味を調べて、

それを覚えていくことが対策になってきますし、

文章中の全単語の意味を調べても、何が書いてあるか分からない場合は

文法力を上げることが対策になってきます。

 

文法は地道な学習が必要となってくるし、

退屈な分野ですが避けては通れないので少しずつやっていくことを

オススメします。

勉強方法としては、TOEICなどの試験勉強を活用しても良いと思いますし

文法に特化して勉強したい場合は、

何か文法書を使って勉強すると良いと思います。

こちらの記事でオススメ文法書については解説していますので、

興味があれば読んでみてください。

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まとめ

最後まで読んで頂きありがとうございました!

今回の記事では、仕事で全然英語を使わない状態から、

海外で英語を使って仕事を出来るようになるまでに

やった勉強、使ったサービスについてご紹介致しました!

 

私はご紹介した勉強方法で毎日勉強を続けて、

1年後には英語で仕事をすることに抵抗が無くなっていました。

かなり努力はしましたが、誰でもやれば出来ると思います。

ぜひ、参考にして頂けると嬉しいです!